銀座のホステスの命は「髪型」
ホステス、特に銀座クラブのホステスは、接客業の中でもトップクラスの華やかさを誇る職業です。
そのため外見の印象が非常に重要視されます。中でも髪型は、見た目の印象を決める大事なポイントです。
高級店では、髪型にも厳しいルールがあり、ママから落第点をつけられるとヘアセットをやり直しということもあります。稼げるホステスになるためには、どのような点に気をつければいいのでしょうか?
今日はホステスに人気の髪型や、知っておきたい髪の毛の話についてまとめました。
「銀座ルール」に注意
銀座のホステスは毎日髪型を「銀座仕様」にセットしなければなりません。セルフでヘアセットは論外で、必ず美容室でセットして出勤しなければなりません。もし美容室に行ってないのがバレるとママや黒服に怒られます。
具体的にはどんなん髪型が良いかというと、一目見てホステスと分かるような、華やかなヘアスタイルが理想です。
毎日美容院で髪をセットしてもらうことになりますが、費用は1回につき2000~3000円程度です。和髪だともう少し高い場合もありますが近年は着物で出勤する女性は少ないです。
ヘアセット代はホステスの自腹です。毎日となると、ヘアセット代がバカにならないので、節約のためにセルフでヘアメイクをする新人もいるようですが、「銀座仕様」に仕上がっていない場合、一目見ただけでママに「今日は帰りなさい」と言われることもあるので気をつけましょう。
このような仕組みなので銀座のクラブのホステスは、髪型に相当気を使います。夕方18時~20時の間は、銀座のサロンはホステス達であふれかえります。人気の美容師は指名が殺到し、ホステス達の間で取り合いになると言われています。
待ち時間が長くなると、出勤時間に間に合わないこともありますが遅刻は罰金などのペナルティが課されることが多いので、時間までにきっちり髪型を仕上げて出られるよう注意しましょう。
特定のお店と契約していたり、お店に専属の美容師をおいていたりする店もありますが利用するかどうかは人それぞれです。間違いなくお店にあった感じに髪をセットしてもらえるので、ホステスにとっては安心ですが、それが自分に合っているという保証はありません。
しかしかと言って自宅から手入れのされていない髪のまま出勤するのは、銀座のホステスとしてはNGです。どこで誰が見ているか分からないからです。
銀座の街を歩くときには常連のお客に見られても見苦しくない程度には整えて出勤するべきでしょう。
ケアにも十分気を使う必要がある
ホステスは、身体を張って稼ぐ職業です。閉店間際まで頑張って飲んで、家に着く頃は午前様なのが当たり前です。アフターに行けば更に遅くなります。
ということはがちがちに固めたヘアメイクを崩すことなく、ベッドで爆睡…なんていうリスクもあります。気持ちはわかりますが、こういうやり方をしていると、当然髪の毛も傷んでしまいます。
忙しくてそこまで手が回らないという人も多い悩みどころですが、やはりホステスにとっては髪の毛が大切な財産であることを思えば、ヘアケアにも気を配る必要があります。